インテリジェント・シティ
従来の都市づくりは、道路、下水道、公園といった、いわば「骨格・筋肉系」の都市基盤施設(インフラストラクチュア)の整備が中心であったが、今後は、これに「頭脳・神経系」のものを付加して、創造的都市空間を創出しよう、というのがインテリジェント・シティの背景にある考え方である。
施設や地域の1部または全体を高度情報化に対応したOA機器やニューメディア等の設備で装備することをインテリジェント化というが、インテリジェント・ビル群からなる未来型の情報都市を目指すインテリジェント・シティ整備の核心部分となるのは、シティ・オートメーションである。
すなわち、高度情報通信基盤施設・システムの整備による都市機能の高度化または効率化の推進である。
道路交通情報提供システム、防災情報システム、下水道管理システム等の整備がこれに該当する。
建設省では、昭和六一年度より「インテリジェント・シティ整備推進事業」を全国五三の指定都市においてすすめている。石塚孝一氏によると、そこでは、共同溝等を利用した伝送路の整備、都市再開発・ニュータウン形成等と併せた地区の中核的施設となる高度情報センターの整備、高度情報通信システムを利用した都市施設管理システムの整備などを促進することとしている。